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「マナビル学園祭に行ってきました!マウイと大分を繋ぐ人、齊藤美絵さんの活動をご報告」

岩尾晋作(カモシカ書店店主、「大分で会いましょう。」コーディネーター)

カモシカ書店の岩尾です。

みなさん、大分上野マナビルプロジェクトを知っていますか?

 

大分市上野丘にある「ユニバビル」。建築雑誌の表紙になったこともある、吹き抜けの気持ちのいい現代的な建物。上野丘の通りの、1階に代ゼミサテラインのあるあの建物です。モダンなユニバビルも築45年。新しい感性で今、ユニバビルがリノベーションされようとしています。

 

 

「学ぶ」楽しさやわくわくをシェアできるようにビルの使い方を考えたい! というビルオーナーの娘、齊藤美絵さんが、「ユニバビルのこれからを知ってほしい! 一緒に考えて使ってほしい!」ということでビルを開放して開催したのが「マナビル学園祭」です。

 

ハードが「ユニバビル」、ソフトが「マナビルプロジェクト」と考えていただければ大体OKだと思います。

 

 

<イベント内容>

●臼杵の有機野菜づくりをテーマにした「100年ごはん」の上映会

上野圓壽寺ご住職による「上野の歴史と歩み」

 

<<出店ブース>>

コタロフワークス

油専門店金田油店

和酒バルえび蔵

リノベヤDIY教室

●別府・IDEE食堂

岩田さんの台所・おやつ

3CEDARS COFFEE

リモージュトマト

 

と盛りだくさんの内容でしたが、どれもエッジが効いている。

主催者でビルオーナーの娘、齊藤美絵さんって一体どんな人なの? ということでお話を伺ってきました。

 

 


 

 

 

齊藤美絵さんはこんな人!

 

Q. 関東在住ということですが、そちらでは何を?

A. FM東京、横浜等でラジオパーソナリティをしていました! TVのナレーションやコンビニで流れるアナウンスの声も担当していました。フードマエストロとして食を伝える活動もしています。

 

Q. 大分ご出身なのですね?

A. 18歳まで大分で育ち、東京に行きました。塾の娘なので高校時代から「学び」に囲まれていましたが、逆に、本当の「学び」とは何だろう? という大きなハテナもむくむくと育ち。大学が自由な空気で精いっぱい楽しんで学んだことから、そのような「学び」に繋がる活動を大分でしたいと思ったんです。

 

Q. 今後は大分と関東で2拠点生活を?

A. 実は今、マウイ島にフォーカスしていまして。マウイと大分の2拠点。マウイには、マウイでお味噌や麹を作っている日本人女性が住んでいたり、ヴィーガンのコミュニティが当たり前にあったり、自然栽培のファームがあったり、みんなそれぞれの価値観を持って豊かに暮らしているんです。それに、ハワイ州では13歳以下の子どもを家にひとりで置いてはいけない州の法律もあって。それだけ子どもの成長環境を重視できる文化というのはとても素晴らしいと思ったんです。私自身、ヴィーガンを徹底しているとか、そういうことではないのですが、「食」を大切にすることや地球に寄り添った暮らしにとても興味があって。そういった感性に対して、大分の人はとても大らかに受け止めてくれる人が多く、すでにそういった活動をしている方もたくさんいて。マウイでも、大分でも、私自身がいちばん学んでいますね。

 

Q. ユニバビルは今後どのようになりますか?

A. ビルの活用というと大抵はテナントに入ってもらって、そのテナントが大手コンビニとか、そういう安定したところがいい、という風潮があるそうですが私はそういう風には全く考えていません。もっとその土地の特色が出たり、近所の学生や暮らす方々が積極的に関わりたくなるような場所や仕組みを作りたいんです。大人が学べる場所になってもいいですよね。大分の大らかな感性とも活かしあえる活動になると思っていて、大分大学や芸短の学生、リノベヤさんと話す中で既にいくつもアイデアが生まれています。私個人としてはマウイと大分を繋ぐ場所としても活かすことができたらと思っています。あとは、場所を越えた交流が出来たらいいですね。

 

 

 


 

齊藤美絵さん、僕はあなたにわくわくします!

齊藤さんとユニバビルの今後を、リサーチし続けますよ!!!

マウイ島のこと、ユニバビルのこと、続報はこのサイトでお届けいたしますー!

 

 

 

大分で会いましょうチーム、小川・生田のイベント参加レポート!

 

<臼杵の有機野菜づくりをテーマにした「100年ごはん」の上映会>

臼杵市では有機農業に積極的に取り組んでおり、その様子がドキュメンタリー映画になりました。その100年ごはんの上映後に、臼杵の有機野菜(ほんまもん野菜)を使った弁当をいただきました。弁当は別府のIDEE食堂さんの「初夏の色とりどりビビンバ」でした。野菜の99%はほんまもん野菜を使用しており、ナムルやマリネなど9種類もの味が楽しめるビビンバでした。

 

 

 

<マナビル説明会>

<<マナビルについて>>

ユニバビルというビルをみんなが集まれるような場所にしようという目的で、今回の「マナビルプロジェクト」を立ち上げました。このユニバビルは築45年でおしゃれなデザインになっているのですが、今では3,4,5階部分が何も使われていない状態ですので、これをどうやって利活用していくかを皆さんと一緒に考えていく「参加型のプロジェクト」です。

このビルの1,2階には塾があり、近くには芸術系の大学もあるので、このユニバビルが「学び」の拠点となる場所になれるのではないのか?と考えたのです。ただ単にデザイナーさんや、企業の方が事業計画を出してお金を稼ぐようにするのではなく、地域の方、今回イベントに参加した方やこれからここに興味を持ってくれる方と一緒にまちづくりをしようと考えています。一言で言うと「マナビルはみんなで作る」ということです。

現に、今日の学園祭はみなさんに参加していただいて、作ってもらっています。

 

 

<<「マナビル」の言葉の意味とは>>

「マナビル」とは「学び」というキーワードを中心に添えることができると考えています。学ぶことと、ここで暮らしを始めて頂く方との交差点になることが大きなコンセプトとしてあります。マナビルでは人とつながるということなのですが、学ぶ人と教える人が連鎖するような場所を作れないかと思っています。例えば、学生さんは地域の人から料理を学んで、芸術の学生さんは絵を教える。というように、循環させていくことが出来ないかなと考えています。

 

 

<インタビュー>

今回主催者である齊藤美絵さん、鎌倉を拠点にまちづくり、空き家再生などの取組を行うENJOY WORKSの福田和則さんにインタビューをしました。

 

 

大分で会いましょう。について軽く説明をおこなうと

 

【福田さん】

関わり方がわからないとか、いきなりガッツリと関わるとしんどい方も遠巻きに関わってもらう仕掛けを考えています。SNSを眺めていいねを押して貰うのも、イベントに参加してもらうのもそうですが、その中でこのプロジェクトが面白そうと思っている方や、そのプロジェクトに関わりたいなと思っている方が事業として関わって行く。参加の場所を提供していきます。

 

どのようにして興味をもってもらうか、どのようにして関係人口を増やすのか。

地域ごとの魅力的な地域資源もフックになりますよね。でもそれを「当たり前」と考えている地元の方は、東京に住んでいる僕らが話して初めて「それが資源なんだ!」と気づくこともあるんですよ。

 

 

【小川】

地域の人たちとどうやってチームを作っていくのですか?

 

 

【福田さん】

突拍子の無いことは特にしていなくて、多世代で活動する時はコミュニケーションの方法を世代ごとに変えてみたりして呼びかけています。一番はイベントをすることですね。その場でのコミュニケーションが出来ますし。特別なことはしていなくて、コミュニケーションツールを使いながらしています。

地元で寄せ植えをやったり、ワークショップをやったり。意外とそこからの繋がりが未だに生きていますね。

 

 

【齊藤さん】

主催者とお客さんという関係性じゃなくするのが福田さんの得意技ですね。あとは人をつなげたりするのも得意なんです。私と近いところがあったからお願いできたし、今回もできたのかなと。

 

 

【福田さん】

サービスの受け取り側と提供側は変わっていくだろうと思っていて、受け取り側はお店の情報をたくさん手に入れることができるので、これがいいものなのかを自分で判断出来きます。提供側がいくら「いいもの」だと言っていても、受け取り側は調べて本当なのかを判断することができるので、自ら「いいもの」とアピールする人ではなくて、それを「いいもの」と判断した人の意見が聞きたいと思うので、そこの境界線が曖昧になっている気がします。

 

大分でも空き家などを利活用しているところがあるのではないですか??

 

 

【小川】

確かにあるのですが、イベントを起こして地域の人たちに知ってもらったり、参加してもらうということをしているところは少ないですね・・

 

 

【福田さん】

確かにその手法は、その時は盛り上がるかもしれないけども、どう最終的な目的につながるのか、とか、どうやってお金を生み出すのとか、皆さん思われていますね。一見遠回りかに思われているのですが、いくつか事例はあってローカルのコミュニティも出来上がっているし、どうやってそうやっているかなどを伝えてほしいということでいろんなところに行ったりしています。

よく「鎌倉だからできるんでしょ?」と言われるのですが、コミュニティはどこにでもあり、種類もいくつかあります。従来型の身内で固まるような垂直型のコミュニティと、ゆるやかにみんなつながる水平型のコミュニティ。大分に来て見てみたのですが、すごくいい感じで可能性があるのではないかな?と感じています。あとは、垂直型のコミュニティと水平型のコミュニティがどのようにして接点を生み出してうまく融合できるかが重要ですよね。

 

ポイントは常に何を目指しているのか、なにをしているのかの情報の共有をしていくことかなと思います。

僕らの役割はこのお祭りを続けていくのではなくて、これを通じてどう実現していくかのシナリオをどうするのか、余白がどれだけあるのか設定してみなさんにその余白に関わっていただく。そのバランスを取りながらデザインしていくことだと考えています。

 

 

<今回のイベントで感じたこと>

 マナビル学園祭はアットホームで、笑顔で受け入れてくれるような主催者の方に惹かれました。ビルの中を見学させていただいたのですが、今からでも住めそうなお部屋やなにかできそうな部屋がたくさんあり、これからどのように使われるのか楽しみになるビルでした。近くに芸術文化短期大学があったり、ビルの1,2階が進学塾になっているので学生さんとの関わりが増えそうな場所だと感じました。また、マナビル説明会にもあったように「学生さんは地域の人から料理を学んで、芸術の学生さんは絵を教える。というように循環させていく」は興味があり、今後なにか居場所を作ることがあれば参考にしたいなと思いました。

 

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